お酒おつまみを こよなく愛する人へ

福島の美味しい“酒の肴”、“食卓の一品”をお届けします。

本プロジェクトは、福島県の美味しい素材を使った”酒の肴””食卓の一品“としても楽しめるような『地元ならではのおつまみ』「酒好きを唸らせるおつまみ』『今までにない発想のおつまみ』『ひと手間かけたこだわりのおつまみ』を厳選し、福島の食の魅力を全国に広くPRし、「おつまみ」ブランドを推進していきます。

2015年 吉日
おつまみ戦略プロジェクト 代表 白石 展子

2015年3月~

おつまみ会員募集開始

なぜ、福島の「おつまみ」は美味しいのか?

福島県は全国の面積において、北海道、岩手につぐ面積をもち、太平洋側のいわき地方から中通り地方、会津地方へと3つの異なる文化や歴史があり、それぞれの地域、気候風土を生かした農林水産業、物づくり、食文化である郷土食が発達致しました。
また、福島県は豊かな自然と有数の米どころとしても知られており、酒造りの環境にも恵まれ、日々、酒造りの技術や酒米の研究を続けております。
平成24年、25年と全国新酒鑑評会2年連続金賞受賞日本一に輝きましたが、美味しい地酒を作る蔵元が数多く存在し、美味しい地酒にあう美味しいおつまみの食文化が根付いており今日に至っております。

プロジェクトのきっかけ

地酒の美味しい土地で育ったプロジェクト代表の白石は、とにかく美味しいもの、美味しい酒が大好きで、頭の中は食に関する事で、寝ても覚めても食、食、食。
食に憑りつかれ仕事にしてしまいましたが、これまで福島県をはじめ全国の地域産品の指導や開発で全国を飛び回る日々の中、美味しい地酒と美味しい食の出会いに、しばし幸福のひと時を味わうのを大きな喜びとしています。
魅力的で美味しい食材が豊富な福島県では、良質な加工食品を生産している加工業者が沢山いるにもかかわらず、なかなか商品のPRや販売ができない所も多いことから、このままでは福島の食文化が衰退してしまうとの危機感を覚え、この度、優れた加工技術を活用した’’酒の肴‘’や’’食卓の一品‘’を作ってもらい、全国の酒好きやおつまみ好きの方に広めていきたいと思っております。
そして、県内の生産者や企業が元気になって、福島の郷土の味、食文化を次世代につなげてほしいとの一念で今回、プロジェクトを立ち上げました。

おつまみハンター

健康志向が増加する今、ヘルシーなおつまみもいいけれど、何よりお酒を引き立てる、お酒を美味しく飲むための相性抜群のおつまみでなければ、おつまみと言えません。
それを信条に美味しいお酒や美味しいモノとの出会いを無上の喜びとする、おつまみハンターは、今日も各地で美酒に酔い、美味なおつまみを探して参ります。
各地を探し回ることに忙しく、時々しか書けませんが、美味しいお酒とおつまみとの出会いをブログに掲載していきます。
また、お酒好きの料理人に、特別にお酒のおつまみを教えて頂きます。
第1弾は、福島県出身の長寿研究家の永山先生です。永山先生自身も料理をこなし、大のお酒好きです。
長寿にまつわる酒のおつまみを紹介して頂きたいと思います。

小原庄助気分で乾杯 ~ストレスフリーな酒タイム~

福島県の代表的な民謡「会津磐梯山」の歌詞に登場するお酒大好きの小原庄助さんは、身上をつぶすほど「朝寝、朝酒、朝湯」が大好きなストレス解消の名人です。
日々、様々な問題が起こる現代において、私たちはストレス度大になることも珍しくはありません。
そんな時こそ、小原庄助気分になって美味しいお酒と美味しいおつまみを頂き、ストレスフリーな時間を過ごし、幸福のひと時を味わって頂きたいと思います。

おつまみ

選定基準

  • ①地元ならではのおつまみ
    その土地で昔から酒の肴になっていたもの、地元人が愛すべきおつまみ
  • ②酒好きを唸らせるおつまみ
    日本酒をはじめ、ワインに洋酒など、お酒大好き人間が、思わず唸ってしまうほど、又はやみつきになるおつまみ
  • ③今までにない新しい発想のおつまみ
    従来のおつまみの概念から脱却したおつまみ
  • ④ひと手間かけたこだわりのおつまみ
    素材を吟味し、手間を惜しまない作り手こだわりのおつまみ

おつまみ

会員のお約束

  • ①男女を問わず 酒及び酒会をこよなく愛するおとな
  • ②男女を問わず おつまみをこよなく愛するおとな

おつまみ

会員向け限定商品

このプロジェクトでは、毎月1回、おつまみハンターが発掘してきたイチオシの「おつまみ+一番相性の良いお酒」を取り上げております。
おつまみ会員ならではの特別価格にてWEB限定販売を致します。
また、おつまみ戦略プロジェクトの加盟店において、購入できます。(加盟店は随時更新)
また、念い数回、酒蔵・酒蔵組合とのコラボイベントの開催すると共に、おつまみグランプリの投票(お酒のアイテムごとにグランプリを決定)を行い、WEB上、又は加盟店においてもグランプリ商品が発表されます。
また、おつまみ以外に、イチオシの酒器もWEB限定で販売致します。

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第2回露天風呂妖しい湯煙

谷川に面した古びた温泉宿。
東北新幹線の駅からタクシーで小一時間ほどの、大きな山かげに、その宿はあった。テレビのロケの帰りで、皆と別れ、一人で泊まることにしたのである。山の麓のこじんまりとした村で、土地の名物という地酒三合と肴に裂きスルメを買った。
湯につかりながら、しみじみと味わうつもりだった。昔は周辺に何軒か宿があったが、今はその宿だけになっていた。そのようなレトロな風情が私の好みなのだ。宿に着くと、小雪のちらつく夜。経営者は老夫婦で、二人だけできりもりする宿である。
露天風呂をすすめられ、酒瓶とコップ、肴を手に階段を降りた。湯に浸かると渓流の音がしていて寒さがこたえた。雪を含んだ風が、湯煙を割って吹き抜けて行く。体があたたまってくると、風も心地よい。三合瓶とスルメを小桶に浮かべて飲む酒は、今世の苦労を忘れさせ、闇の中に溶解していくような心地よさがあった。
岩によりかかっていた。どのぐらいたったのだろう。目を覚ました。月が出ていた。小桶に手をのばす。酒瓶もスルメもない。パシャパシャと水音。女の含み笑いがした。見ると影は三人のようだ。「ご馳走さま。あとで部屋に行ってもいい?」。その方に眼をこらした。
若い女性で、三人とも頭のてっぺんに皿のようなものがついていたのである。

第1回女神の降臨する夜

「みちのく」はやさしい。
荒ぶる神をも夢心地にしてしまう。安らぎの酒がある。心やさしい女神の降臨する酒場も、また何件かあるという。
盛り場からちょっと外れた小さな酒場であった。ぎぎぎと音のする扉を押して入ると、客は誰もいない。胸の豊富な美女が酌をしてくれ、でっかい手でスルメを焼いてくれる。
雪が降り出していた。しんしんと降り続く。
ホテルに帰るのがおっくうになる。
美女が笑いかけた。
「朝まで飲むべよ、お客さん」

第2回にしんのサンショウ漬け

会津地方は、四方を山にかこまれた土地で、どこから入るにしても、峠を超えなければなりません。しかも、豪雪地帯ですから、冬の食料確保には、知恵をこらしました。
昔から魚の干物は貴重なタンパク源となり、賞味されてきました。中でも「ニシンのサンショウ漬け」は見事で、会津地酒との味の相性がよく、うっかりすると酒量が増え、ワッハッハと愉快になってしまう。
かちかちの身欠きニシンを酒、醤油、みりん、サンショウの葉などとともに漬けこんで数か月置き、漬け汁をたっぷりと吸いこんで柔らかくなったものを食べます。
酒好きは大よろこび。もちろん、ご飯のおかずにも。高タンパク食品であり、カルシウムや亜鉛などの健康ミネラルと共に不老効果のビタミンに、免疫力を高めるビタミンD、物忘れを防ぐビタミンB12なども豊富に含まれています。

第1回酒味が引き立つ「いかにんじん」

酒の美味なる土地には、その酒味をさらに引き立てる酒肴がある。福島市周辺から会津にかけては、東北でも有数の酒処だ。したがって、美味極まりない酒肴もあまたあり、そのひとつが、福島エリアで古くから作られてきた「いかにんじん」。これは文句なしにうまいぞ。
いかの濃厚なアミノ酸が、酒味をじんじんと引き立ててくれるのです。メーン材料はするめとにんじん、そして昆布。寒くなると味に深みが出てきて、酒好きな目を細めてしまう。「早く、熱燗くれ!」
しょうゆとみりんは半々位に混ぜて、漬け汁とする。するめとにんじんは長さ4.5センチの千切りにするが、するめは日本酒に1時間ほど漬けたものを用いる。昆布は細切りに。
三種の材料をボウルなどに移して、漬け汁をかけ、よく混ぜ合わしてから容器に移し、冷蔵庫に保存し、2、3日で食べられる。昆布のとろみがついて、噛むほどにうまい。炊きたてご飯に添えたり、他におかずは不要ない。気づかない内に3杯は平らげているはず。怖るべし「いかにんじん」。するめの70パーセントはアミノ酸豊富なタンパク食でタウリンが多い。心臓や肝臓の機能を高める働きで期待されているのがタウリンだ。小料理屋などで、酒肴の突出しにいかの塩辛が出されるのも、楽しく飲みましょうね、と言う女将さんの思いやりだ。タウリンには脳回路の過渡の興奮をしずめて、頭をすっきりさせてくれる作用もあるそうだ。情報過多ストレス時代にするめの存在は重要ではないだろうか。にんじんには老化を防ぐカロテンが多いし、昆布には消化器の若さを保つフコイダンが豊富に含まれている。日本中の、いや世界中のほろ酔いさーん。福島に「いかにんじん」ありますよー。